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平成30年度花咲くなでしこ応援塾

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年4月1日更新

第1回 7月14日(土曜日)
わたしのためのハッピーキャリアデザイン        講師:愛媛大学社会共創学部 准教授 園田 雅江さん

 最初に自分がなぜ今の仕事に就いたのか?を用紙に書き出し、それを踏まえてグループの中で自己紹介しました。
 次に自分自身の棚卸をするために、これまでの自分の人生の充実度をグラフにする「ライフライン」を作成しました。グラフを描くことによって人生の充実度が高い時と低い時の状況を客観的に見る事が出来ます。
 自分の充実度が高かったときの関心があったテーマや行動を振り返り、共通点を見つけると自分の中の「価値観」が見えてきます。見えてきたその価値観が、本当に自分が望んでいるものか、周囲の期待を自分自身のもののように取り込んでしまっているのではないかに気付くことも大切です。
 あわせて園田さんは、自分自身の核となる価値観を探る以外にMust/何をすべきか、Will/何をしたいか、Can/何ができるかの三つのフレームでキャリアを考えていくことが大切なことも述べられました。
 さらに、自分の今後の活躍イメージを考える「なりたい自分」を描く未来ノートを作成しました。現在の自分の年齢と未来予想時の年齢、家族の年齢なども記入し、プライベートとキャリアの未来予測を具体的に考えました。なりたい自分のゴールは漠然としていても、そこに向かうプロセスを見える化することが大事なのだそうです。
 女性は、結婚、出産、パートナーの転勤等ライフイベントに影響を受ける事が多く、ロールモデルも少ないため自分のキャリアを形成しづらい傾向にあります。希望する働き方は人それぞれなので、今後いろいろな人と接して様々な経験を組み合わせながら自分のモデルを作り上げていくこともキャリアを築く一歩になります。
 園田さんは、「女性のライフイベントも視野に入れつつ、戦略的に年齢段階に応じた能力を身に付け、キャリアは手放さない事。踏み出すと景色が変わります。使える方法を使いながら、女性はしなやかにしたたかに生きていきましょう」と締めくくりました。
 受講者は、自分自身を見つめ直し、これからのキャリアに向けて一歩踏み出す勇気をもらった人が多かったようです。

受講者の声

 ◆ライフライン、未来ノートを作ることで分かっていたようで見えていなかったもの、本当に見返すものが見えてきました。時には見返し、見つめることでブレない未来設定を実現していきたいです。

 ◆子どもを抱えてこれからどう生活をしていくか考えていたのでピッタリな講座でした。キャリアも今はなくても、したいこと見つけて前に進んでいきたいと明るい気持ちになれました。

第2回 7月28日(土曜日)
わたしの魅力を最大限に引き出す!見た目イメージUPレッスン

                       講師:フェイシャルアドバイザー JDCA認定キャリアデベロップメントアドバイザー 本田 純子さん

 第二回目は、職場やビジネスの相手に好印象を与えるため、見た目の印象をアップさせるポイントについて取り上げました。講師はメイクスクールでの講師経験があるフェイシャルアドバイザーの本田純子さんです。
 人は相手に対して目から情報を受け取る割合は55%あり、トータルの第一印象は3分で決まるそうです。その印象を変えるには60時間以上コミュニケーションを取らなければ変えられないことから、本田さんはTPOに合わせた見た目の印象(イメージ)を意識する大切さについて述べられました。見た目の印象がよいとその人自身の心や気分にも作用して、思考や行動も前向きになる効果があるようです。
 それを踏まえて、本田さんから人に好印象を与えるメイクテクニックを教えていただき、受講生の皆さんは自分のメイク道具を使ってメイクにチャレンジしました。

~知っておきたいメイクテクニックのポイント~
1.ファンデーションのポイント…崩れにくく、明るく透明感のある肌作り
2.チークのポイント…上品で自然な血色をプラス
3.眉のポイント…顔全体がイキイキと見える元気な眉
4.リップのポイント…上品な色と塗り方で女性らしさを演出

 続いて、美しく魅せる姿勢、印象のよい「スマイル」の作り方にもチャレンジしました。美しく魅せる立ち姿勢や歩き姿勢に共通するのはひざの後ろをしっかり伸ばすこと、左右の眉を横に話すイメージで口角を上げると素敵な笑顔になる等のポイントを教えていただき、見た目全体のイメージアップを図りました。
 本田さんは、メイクをして気持ちがUPすることを日頃の活動を通して実感されています。「どういう気持で毎日を生きていくかが大切と感じている。見た目はコントロールすることが出来るので、毎日を気持ちよく過ごすために形から入ってもいいのではないか。」とアドバイスをいただきました。
 さらにおしゃれをすることが健康寿命の延長や認知症改善にも影響があることも知り、見た目のイメージアップを通して自分が意識して前向きに生きるヒントを学びました。

受講者の声

 ◆自分に合ったメイクを知ること、そのメイクが自分の思考や行動、コミュニケーションの第一印象、仕事での見た目の価値と様々な影響があることを知り、メイクに対する意識が変わりました。

 ◆より実践的なメイクテクニックが学べてとても楽しかったです。表情や姿勢、歩き方も印象の1つだと改めて感じ、メイクするだけでなく歩き方なども気をつけていきたいと思いました。

第3回  8月18日(土曜日)
自分を高める ポジティブ脳で前向きに生きる
                    講師: Amano Aim Office   代表 天野 淑子 さん

 最終回は、話し方のプロである天野淑子さんを講師に迎え、ビジネスの場面において円滑なコミュニケーションに繋がる話し方のコツを教えていただきました。
 まず、自分を伝える「自己紹介」を取り上げました。自己紹介は、最初に名前、挨拶、最後にもう一度名前の順番で話す方法をサンドイッチ法といい、この方法を使いながら15秒~30秒程度のスピードで話すのが理想的です。必ずフルネームで名乗り、特技や名前の由来など短くても人柄が伝わるような内容を入れるとさらに印象が強くなります。第一印象は永遠に残るので、特に女性は自己紹介ではインパクトが重要なのです。
 次に声の出し方を意識してみました。声を魅力的にする5つの要素は 1声を前に出す力、音圧。前を向いて自分から一番遠くの人に向かって話すことをイメージします。 2話す時の適切な速さ、話速。1分間に250文字前後が聞き取りやすい速さだといわれています。 3お腹の筋肉を使って発声する腹式発声 4抑揚をつけて感情を表現するイントネーション 5摩擦音や破裂音(カ行、サ行、ハ行等)が明瞭かどうかの高周波成分。以上5つの要素を意識することで、分かりやすく人を聞く気にさせる話し方になります。大切な交渉やプレゼンの時などに活用すると内容が伝わりやすく、相手からの信頼度を上げることが出来ます。
 さらに、相手のニーズを引き出す傾聴力のヒントとして自分から相手に情報を提供して本音を語りたい状況をつくる、ネガティブな相手の反応に対してもあきらめず相手が納得する答えを探る、また会いたいビジネスパーソンになるために相手の好みの橋をかけてチャンスを待つなど、講師自身のご経験も交えてお話いただきました。
 理論を学んだ後、受講生は実際にみんなの前で自己紹介を行い、学んだ技法を意識して実践しました。その他にも、ビジネスでは様々な立場やバックグラウンドを持った人と接することが多いことから、もしも自分が外国人だったらという設定で周りの人と交流を図り、コミュニケーションスキルを磨く実習も行いました。
 すぐに取り入れられる実践的な技術を学んだことで、これからの仕事に前向きになれる時間となりました。

受講者の声

 ◆仕事をしていくうえで、ものすごく役に立つ内容をご教授いただいて、自分の中で大変濃い時間となりました。分かっているようで分かっていない仕事をしていくうえでのノウハウ、頑張ってもう少し積極的になれるようにしていきたいです。

 ◆ビジネスにとってのコミュニケーションについてとても分かりやすく、実践にすぐ繋げられるお話が多く、すぐに活用していきたいと思います。